眼科一般診療
診療について
当院では、下記疾患の他、アレルギー性結膜炎、結膜炎、ドライアイ、モノモライ、小児の視力検査(近視、遠視、弱視の治療)、眼鏡処方、コンタクトレンズ処方 などについて、診療を行っております。
診察室にはモニターも設置しており、画像を見ながら病態の説明を聞くことにより、安心して治療が受けられるよう配慮しております。
当院をはじめて受診される場合は予約の必要はございませんので、診療時間内にお気軽にお越しください。なお、疾患の緊急度に応じて優先的に診察する場合がございますので、ご了承ください。
各疾患について
白内障
眼の中のレンズの役割を担っている水晶体が加齢などで濁ってくる病気です。水晶体の濁りにより、かすみ目や視力低下、まぶしいといった症状が起こります。進行した場合は手術が必要になります。当院では難治性白内障の手術も行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
緑内障
眼の奥にある視神経が眼圧などにより減ってくる病気です。視神経が減ることで、視野異常が生じてきますが、進行するまで自覚症状はほとんどありません。そのために受診が遅れ、発見された時にはすでに病状が進んでいることもあります。
また40歳以上の20人に1人は緑内障があることもわかってきました。そのため定期的な診療が欠かせない病気です。緑内障は、ゆっくりと進行する開放隅角と、急な進行が予想される閉塞隅角の二つに主に分けられます。それぞれの場合で治療法がやや異なるので、お気軽にご相談下さい。
糖尿病網膜症
糖尿病患者の3~4割の方が有している糖尿病の合併症です。眼の奥のフィルムの役割を担っている網膜に出血などを来たしてきます。進行すると視力低下を招きますので、自覚症状がないうちから定期検査が必要です。
進行が明らかな場合、失明予防を目的としたレーザー治療を行います。程度によって、手術が必要になりますので、糖尿病のある方は必ず受診して下さい。
加齢黄斑変性
眼の奥のフィルムの役割を担っている網膜の中心に発症する病気です。網膜の中心は黄斑と呼ばれます。その黄斑部に新生血管が発生して、ゆがみや視力低下が生じます。現在はその新生血管を抑えるために、薬剤を眼に注射する治療が主流です。
ぶどう膜炎
黒目の奥にある茶目を虹彩と呼びます。虹彩を含めたぶどう膜と呼ばれる組織に炎症を起こす病気です。体の病気などに合併して起こる場合があり、炎症発作を繰り返すことがあります。
一般にぶどう膜炎は難しい病気と言われますが、院長が大学病院でぶどう膜炎専門外来を担当しているため、当院ではセカンドオピニオンも受け付けております。
各治療方法について
レーザー治療

主な適応疾患は、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔などの眼底疾患や、後発白内障、閉塞隅角緑内障です。
散瞳薬などの点眼の後に行いますが、治療時間は5~10分程度です。疾患により、多少の刺激を感じる方がいらっしゃいますが、ごくわずかです。
眼内注射
主な適応疾患は、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症です。ぶどう膜炎に対して、眼の周りにステロイド薬の注射が用いられる場合もあります。
散瞳薬を点眼の後、手術室で顕微鏡を用いて行います。点眼麻酔で行いますが、手術と同等の麻酔を施しますので、痛みはほとんどないか、あってもごくわずかです。目の周りの消毒なども含めて10分程度で終了します。
手術治療
当院では日帰りで手術を行っています。
疾患や程度によって異なりますが、白内障手術を例に挙げると、点眼麻酔で行い、手術自体の所要時間は10分程度です。局所麻酔で行いますが、事前にお体の病気がないか、近隣の内科などで検査を受けていただきます。
また日帰りで行うため、術後しばらくは小まめな通院が必要です。術後は眼帯をした状態になり、ご自身の運転では通院できませんので、ご注意下さい。詳しくはスタッフにご相談下さい。